ポケモンと人との関係についてこれまでいくつか整理をしていきましたが、ここでポケモンの根本的部分に関わるといっても過言ではない、「進化」――特に人とポケモンの関わりが強い「進化」における関係に着目したいと思います。
<「進化」と「人とポケモンの関係」との関連は?>
なんだかタイトルが若干ややこしいことになっていますが……すみません、これ以上うまくできないです。
ゲームをしていた方や、アニメを見ていた方はご存知だと思いますが、「進化」はさまざまな方法で起こります。
レベルアップ(例:フシギダネ→フシギソウ)はもちろんのこと、特別な石の使用(例:ピカチュウ→ライチュウ)、通信交換(例:バケッチャ→パンプジン)、天候(例:ヌメイル→ヌメルゴン)、コンディション(例:ヒンバス→ミロカロス)……などなど、いろいろなものがあります。
※「進化のバリエーション」と「ポケモンと人との関係」の関連は、別の記事で行う予定です。
その中でも、「なつき」による進化や、コンディションによる進化、さらに短期的ではありますが「メガシンカ」は、人とポケモンの関係が密接に関わっていると考えられます。
<進化の定義>
「進化」というと、内面的なものも含むことができると思うのですが、今回はそれを「成長」と言い分け、別枠で扱います。
よって、「進化」の定義はシンプルに、
何らかの要因によって、姿形が著しく変化すること
そして、
アニメ、ゲーム、漫画などで「進化」と定義されているもの
そして、
アニメ、ゲーム、漫画などで「進化」と定義されているもの
とします。
<「関係」が関わるポケモンの進化>
ここでは、先ほど挙げた「なつき」による進化と「コンディション」によって起こる進化とを、具体例を挙げてそれぞれ整理していきます。
「なつき」進化の例:カスミとトゲチック
実際、アニメでの「なつき」による進化というのは、”関係が関わる”とは言いつつも、描写自体が少ないです。(また、「なつき」とともに、レベルアップが必要にもなります。)
理由はいろいろ考えられますが、純粋な理由としては「”懐く”というのは長い時間を通さなくてはいけないもの」だからでしょう。
(ゲームでも、マッサージ、能力を高める薬を使う、ゴージャスボールでゲットする、特別なリボンを着ける、一緒に歩く……などの方法がありますが、すぐには進化させることができません。)
カスミとトゲチックの場合もそれに該当し、カスミのトゲピーがトゲチックに進化したのは、「ポケットモンスター アドバンスジュネレーション」になって暫くしてからでした。
「コンディション」進化の例:なし
「コンディション」進化は「ヒンバス→ミロカロス」だけということもあり、考察できるような「コンディション」進化した例はありません。
「ヒンバスをミロカロスに進化させた」トレーナーは一応います。
しかし、登場していたときにはもうすでに進化していたり(ロバート、ミクリのミロカロスなど)、物語の中で進化させていてもコンディションによるものとは言えない場合(ポケットモンスター スペシャル での、ルビーのMIMI)であったりします。
「メガシンカ」の例:コルニとルカリオ
引用:©Nintendo・Creatures・GAME・FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR kilaku ©Pokémon ©TV Tokyo・Pokémon・Shopro ©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・shoPro・JR Kikaku ©Pokémon
「メガシンカ」は短期的ではありますが、正真正銘、”関係”が関わる進化です。
コルニとルカリオが最初そうであったように、進化したことによってポケモンが暴走してしまう、ということがあり、「なつき」進化、「コンディション」進化と比べるとリスクが高いように感じます。
「メガシンカ」にはまだまだわからない部分があり、フラダリのように「戦闘本能からくるものだ」という仮説を持つ人や、「メガウェーブ」といった関係性度外視の「メガシンカ」も存在していたりします。
<「関係」が関わる人の進化>
進化するのはポケモンだけ……かと思いきや、そうではありません!実は、人間側もポケモンの影響によって進化している場合があります。(もちろん、定義に沿った意味での「進化」です。)
その進化があったのは、「信長の野望」と「ポケモン」がコラボしたゲーム、「ポケモン+信長の野望」です。
(タイトルの省略形は「ポケノブ」「ポケナガ」「ポケヤボ」の3つがあるようなのですが、言葉の響きが面白いかったので、この記事では「ポケナガ」と略します。)
「ポケナガ」では、ポケモントレーナーは登場せず、その代わり、「ブショー」というポケモン使いが登場します。
ブショーによってパートナーにできるポケモンやポケモンの数が異なっているのですが、ブショーそれぞれにはぴったり合うポケモンが少なくとも必ず1匹存在します。
※ぴったり合うポケモン:
ベストリンクすることができるポケモン、パートナーにした後のセリフが他のポケモンとは異なっている。
そのポケモンとリンク値(=絆の強さ、どれぐらい心を通わせられたか)がある一定の値以上になると、一部のブショーに限り、「進化」することができるのです。(勿論、一部のポケモンもリンク値の上昇により進化します。)
ポケモンの「進化」の場合と同様、ブショーが進化すると、姿だけでなく特性(通称:ブショーパワー)も変化します。
ただし、人間の「進化」は必ずしもポケモンとの絆の強さだけによってのみ引き起こされるわけではありません。
「ブショーのエピソード」が関係していたり、近くに特定のブショーが必要だったり、同じ城に女性のユニークブショーが3人以上いないとだめであったり……など、ポケモンと似ているような、(というよりも、人間くさいような)条件が必要になるブショーも存在します。
以上で、この記事は終了です。
「進化」についてはわかっているつもりでしたが、「コンディション」進化については色々とわかっていなかったように感じます。
見てくださり、ありがとうございました!
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<参考>
ポケットモンスター 赤 緑: ©1995 Nintendo /Creatures inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター XY: ©2013 Pokémon. ©1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター ルビー サファイア: c2002 Pokemon.c1995-2002 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション:35話、45話
ポケットモンスター SPECIAL:(C) 2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. (C) SHOGAKUKAN Al rights reserved. No reproduction without written permission.
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