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2016年9月26日月曜日

仮説:フラダリの援助対象が違っていた理由

ver:1.1
(参考を追加しました)

 1時間スペシャルで、フラダリがサトシたちに敗れてしまいましたが……暫くの間は、「ポケモンと人との関係」についての整理と並行して、フラダリについても記事にしていく予定です。

(これからのフラダリの登場回数は限りなくゼロに近いでしょうが、そういう状態(=情報がほぼ出揃った状態)でなくてはできない考察・整理・仮説もありますので。)

 ……それで、今回の記事はといいますと、フラダリが過去にした援助の対象と、アニメでの展開での関連についての仮説です。

 タイトルをより正確に言うと、「フラダリが昔助けた人たちの状態が、ゲームとアニメで違っていたのは、”ジガルデ”が理由の1つではないだろうか」となります。

(「理由の1つ」としたのは、この仮説を立てる前に考えていた別の理由が、この仮説によって不成立とは言えないためです。)

 ゲームのフラダリが「古代兵器」を使い、アニメのフラダリが「ジガルデの力」を使った理由は、過去にフラダリが助けた人々の違いにあるのではないだろうか……そう思いました。

 それでは、詳しく説明していきたいと思います!


<仮説を思いついた経緯>

 この仮説を思いつく前は、ゲームでのフラダリとアニメでのフラダリは似ていても違う部分があって、それゆえ、自身の経験から「人=愚か」と感じたポイントが異なっているのだと思っていました。

 けれど、それでは「古代兵器ではなく、ジガルデの力を利用した理由にはならないのではないだろうか?」とも思っていたんです。

 それに関しては「アニメの放送期間の問題やジガルデの登場の問題からではないかな?」と考えていましたが……今回の仮説によって、そのことについてもちゃんとアニメの展開の上で説明できるようになる、と気づきました。


<仮説が成立する場合>
 ゲームのフラダリは「奪われることによって苦しむ人々」、アニメのフラダリは純粋に「困っている人たち」……助けようとした対象には、このような違いがあります。詳しくは、このページで紹介しています。)

 もっと言ってしまえば、ゲームでは「人間同士のやり取りの中で生まれた苦しみ」=奪われることによる肉体的・精神的苦痛)を抱えた人々であったのに対し、アニメでは「不条理な苦しみ」「突然の苦しみ」=災害による被害となります。

 もし、この仮説が成立しているならば、フラダリは、世界を変えようとする手段のヒントを、ここから得たことになると思います。

 ゲームでのフラダリは「人と人との間にできる苦しみ」を受けた人々を助けようとし、その中で「人=愚か」と感じた。

 ゆえに、世界を変えようと思いとった手段は、「古代兵器」という人間が作り出したものであり、それを人々に向けて攻撃することは、「人と人との間にできる苦しみ」の1つの形を体現することと言える。

 一方、アニメでのフラダリは「不条理な苦しみ」「突然の苦しみ」を与えられた人間を救おうとして、その中で「人=愚か」と思った。それ故、世界変革の方法は「ジガルデ」という自然を司る存在であり、その制裁を人々に与えるということには、「抗えない、不条理でとてつもなく大きな苦しみ」を具具現化することともいえる。

<この仮説をもとに考察するとなると>
 この仮説が成立した場合のことを考えたとき、ある1つの可能性のことが頭をよぎりました。

 その可能性というのは、「フラダリの世界変革において「復讐」という感情があったのでは?」というものです。

 このことについてはまだはっきりとはできませんが……個人的には、たとえこの仮説が成立している可能性が高まったとしても、「自身の体験によって見た「人々の苦しみ」=その苦しみを活用して復讐しよう」とはなっていないのではないか、と感じています。あくまで感じているだけなので、はっきりとしたことはまだ言えません……。)

 このことについては、また別の記事で考察をしてみようと思います。

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<参考>
ポケットモンスター XY&Z:39話、40話
ポケットモンスター XY:©2013 Pokémon. ©1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

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