キャラクターの考察と並行して、人とポケモンの関係はいかなるものか、以前思いついた関係を1つずつ整理していこうと思います。
基本的に、どのキャラクターも印象の整理を行ってから考察しますが、この場合はあくまで「関係」を見ているので、その手順は省きます。
<決定権から見た分類>
そして、決定権を誰が持っているかは、単純に考えて4パターン……①人・ポケモンの両側に決定権がある、②人が決定権を持っている、③ポケモンが決定権を持っている、④どちらにもない、になります。
①の例:サトシとケロマツ
単純に言えば、「お互いそうなることを承知して成立する関係」になります。例で挙げたサトシとケロマツのように「ポケモン側からそれを持ち掛け、人がそれを承知する」という場合と、(最終的に関係は成立しませんでしたが)ハルカとチルットのように「人側から関係を持ち掛け、ポケモンがそれを承知する」という場合に、さらに分けられます。
ポケモン側が持ちかける場合はパートナーとなる人間を気に入りついていくケースが多いです。
その場合、ポケモン側は何かしらの意思表示をします。ケロマツの場合は、モンスターボールをトレーナーの前に転がして意思表示をしていました。
(ただし、この意思表示という行為は、人が関係を持ち掛けた場合にも起こります。シトロンとルクシオがそのいい例です。)
反対に人が関係を築こうとする場合は、パートナーとなるポケモンに対して、「一緒に旅をしようぜ!」といったように自分の気持ちを伝えたり、「パートナーになったときどういう出来事に出会えるか」ということを語り聞かせる場合が多いです。
②の例:レッドとコイキング
交換やポケモンを買うことによって成り立つ場合が多いです。
「博士から最初のポケモンを選ぶ」というのも基本的には②に該当しますが、ハルカとアチャモのように、「アチャモがハルカを気に入り、そこからハルカがアチャモを選んだ」場合もあるので、全てが該当するわけではありません。
しかし、例に出したコイキングや、スロットの景品のポリゴンなど、感情があまり外に出ないポケモンだけに限定されるわけではありません。
「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」で登場した、審判訓練生のジミーというキャラクターがいたのですが、手持ちのポケモンのうちの1匹であるリザードは、金のコイキングと交換して手に入れたポケモンです。
また、全てではありませんが、ハルカとイーブイのように、ポケモンがタマゴの状態でトレーナーのもとに来た場合も、ここに含まれることがあります。
定義の2つ目がよく当てはまるのがこの関係です。
マサトとジラーチの場合もその1つで、ジラーチが「パートナーとなる少年」を選んだことで成立しています。
勿論、定義の1つ目が当てはまるものもあります。
カスミのコダックがまさにそうで、コダックが勝手にカスミのモンスターボールに入ったことで、カスミとコダックのパートナー関係が成立しました。(この経緯は、カスミがポケモントレーナーであるからこそ成り立っています。)
④の例:タケシとイワーク
誰かからのプレゼントによって成立するケースが多いです。タケシは誕生日の朝、父からイワークをプレゼントされ、そこから関係がスタートしました。(リボンをつけたイワークが、なんだか可愛かったのを覚えています。)
この関係はお互いの意志に関係なく成立しますが、「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」で登場したリサとプリンの場合のように、仲介する人(この場合はリサの父親)が事前に興味を調べていることもあるので、ほかの3つよりもぎくしゃくしやすい、ということは言えません。
ちなみに、プレゼント以外の方法で成立したパートナー関係は、ムサシとソーナンスが挙げられます。
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……以上で、この記事は終了です。
さらに整理すること・考察が必要な部分が出来ましたら、追記する予定です。
見ていただいて、ありがとうございました!
<参考>
ポケットモンスターXY:1話
ポケットモンスター THE ORIGIN
ポケットモンスター 七夜の願い星 ジラーチ
ポケットモンスター アドバンスジェネレーション:34話
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