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以前の予告では、サカキ(ORIGIN)の「最強」とフラダリの「最強」を比較しよう、としましたが、少し予定を変更しました。
というのも、フラダリは(正体を完全に明かしていない状態で)アランの前でしか「最強」と言っていないので、それがフラダリの根幹にあるのかどうか、分からなかったからです。
<サカキとフラダリの違いは何か>
まず、団を形成しているメンバーの選抜基準が異なっています。サカキの場合、部下の性格にこれといった特徴が見られません。しかし、フラダリはその反対で、少なくても目に見える性格はバラバラです。
次に、他者に対しての……特に作戦に関わってくる人物への態度です。
フラダリは、団に協力させる、アランのような人物に対しては、厳しいながらも信頼させようという態度をとっています。しかしそれとは対照的に、サカキは相手に敵対心を抱かせてもいい、という態度をとっています。(シルフカンパニーの社長が「仕事の話?乗っ取りじゃないかね!」と言ったところからも、それが伺えます。)
フラダリは、団に協力させる、アランのような人物に対しては、厳しいながらも信頼させようという態度をとっています。しかしそれとは対照的に、サカキは相手に敵対心を抱かせてもいい、という態度をとっています。(シルフカンパニーの社長が「仕事の話?乗っ取りじゃないかね!」と言ったところからも、それが伺えます。)
<サカキ(ORIGIN)の「最強」>
R団を解散させた後、勝利したレッドに対し、「ポケモン図鑑を完成させためには、最強であらねばならない」と言っています。これはレッドへの“はなむけ”の言葉であると言えます。
サカキの印象の整理でも述べたことですが、サカキは何か、性格を一変させてしまうような大きな精神成長の阻害があったとは考えづらい……つまり、方向性の大幅な変更をしたのではなく、(「ポケモン=ビジネスの道具」と考えた故に)「子供のころの自分がたどり着きたかったゴール」に続かない道に入ってしまったのだと考えられます。(それは、レッドを見送る言葉からも分かります。)
サカキは1つ1つ、ビジネスを成功させることでR団をあそこまで大きな組織に成長させ、そのトップとなりました。
もし道が違っていても、「1つ1つ積み上げていく」というやり方は、(ポケモンへの想いの違いはあれども、)変わらなかったのではないでしょうか。
もし道が違っていても、「1つ1つ積み上げていく」というやり方は、(ポケモンへの想いの違いはあれども、)変わらなかったのではないでしょうか。
そう考えたとき、サカキにとっての最強は、「1つ1つ積み上げた先にあるもの」と言えるのではないでしょうか。
<サカキの「最強」とフラダリが提示した「最強」>
サカキの「最強」を「1つ1つ積み上げた先にある物」とするならば、それはフラダリがアランに対して言った物とは異なっています。それの最たる理由が、「アランをメガシンカ使いと10連勝させたこと」です。1つ1つ、ではなく、一気に10個積み上げて「最強」になろうとさせています。
サカキの「最強」が積み重なってできた強い力であるならば……ただとてつもなく大きな力を有していること。それが、フラダリがアランに述べた「最強」なのではないか、と思いました。
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(参考)
ポケットモンスター THE ORIGIN
最強メガシンカ:ACT4
ポケットモンスター THE ORIGIN
最強メガシンカ:ACT4
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