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2016年8月5日金曜日

整理:グリーンの印象

ver:1.3
(アスリートについての説明を修正しました)
 
 皆様は、この写真のキャラクターを覚えていらっしゃるでしょうか。

 引用:©2013 Pokémon. ©1995-2013 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
 
 2013年10月に放送された、「ポケットモンスター THE ORIGIN」に登場する、グリーンというキャラクターです

 なぜ今、このキャラクターの印象の整理を行うかというと、グリーンのセリフを、再視聴によって思い出したからです。


 「この俺様が世界で一番強いってことなんだよ!」


 そう、アランと似たようなものが目標だったんです
 ポケモンXYZ盛り上がりを見せ、アランへの注目が一層集まっている今……グリーンについての印象の整理をし、2人の「最強」への認識がどう違うのか、それを確かめたいと思いました。


 それでは、参ります。

 グリーンに対する印象は、次のようなものが挙がりました。


器用

②強いポケモントレーナーになりたい

アスリート

 
 それでは、1つ1つ整理していきます。

 

①器用

 これは、グリーンの祖父、オーキド博士も言っていましたが、グリーンは器用なんですこの場合の「器用」は、要領よく立ちまわること、それと、賢い、という2つの意味を持ち合わせます。潔い、も入れてもいいかもしれません。)

 同時に旅に出たレッドとの、初バトルでのグリーンのバトルから、それを読み取りました。バトルの際、グリーンにはレッドには無い経験がありました――ポケモンの特徴を理解して戦うこと――が、それだけではあそこまでゼニガメと息を合わせられないはずです。

 旅立つ前、グリーンもレッドもポケモンバトルの経験はありません。旅だってバトルをするまでの時間の使い方も、あまり変わらないはずです(レッドの方がポケモンゲットに時間を使っていたと思いますが、その際、レッドはバトルをしています

 呼吸をうまく合わせられたのは、旅立つ前、グリーンがどうすればバトルをうまく進められるかを学んでいた知識と共に、知識と経験とテクニックを使いこなせるだけの素質のようなものがあるんだと思います。
 

②強いポケモントレーナーになりたい

 ポケモントレーナー以外の道に憧れている人(たとえば、オーキド博士とか……)はいるかもしれませんが、ポケモントレーナーという道に進んでいる人の中に、尊敬を抱く人はいても、ただ憧れるような人物はいないのではないでしょうか。

 レッドとの最終戦からのセリフ(「いろんなタイプのポケモンに勝ちまくるコンビネーションを探した!」、「この俺様が世界で一番強いってことなんだよ!」など)からも、誰かを目標にして強くなっていくというよりは、強くなる道を突っ走っていきたい、そんな感情が伺えます。

 ポケモン界にたとえ「最強のトレーナー」が現れ、そしてそのバトル(いとも簡単に、次々に、華麗にポケモンを倒していくような……)を見たとしても、「すごい!」といったすぐ後に、「絶対に勝ってやる!」とつぶやく……そんな姿が見ていて浮かびました。

 「強いポケモントレーナーになりたい」という純粋な思い――何より、ポケモンバトルが楽しい――そこから発展して、バトルについて知ろうとし、どんなことが可能かを考えられ、そして、自身とポケモンたちのベストを尽くすためにはどうすればいいかを組み立てることができる。

 自分がなりたい最強のトレーナーの姿は自分自身なのではないでしょうか。

 

③アスリート

 アスリートは、「選手」という意味であり、チャンピオンに一度なったグリーンには、プロフェッショナル、の方が、実際の意味では近いでしょう。けれど、それは頭では分かっているのですが、自分の)感覚でいうと、アスリートの方がしっくりきます。

 (「大きな成長性を持つ」、「乗り越える欠点がまだ多くある」というニュアンスが、プロフェッショナルよりもアスリートの方があるというか……。

 ①や②で説明したようなことも、こう感じた理由に含まれますが、それは、プロフェッショナルにも言えることです。

 プロフェッショナルではなく、アスリートと感じたのは、彼のパーソナリティにあると思います。

 器用故の慢心(オーキド博士の発言やレッドとの勝負の態度から。自信家で強く、けれど怖いものは怖い(グリーンの場合はお化け。信頼関係は築けているが、信頼される方が強い。悔しいと感じたとき、ひねくれた形で出すも、誰かに向けてぶつけることは無い。

 わかっていることはわかっている。使いこなせているものもある。けれど、本来の意味を見失っていたり、順調ゆえに油断したり、時折感情が外に触れなくなってしまう俺には○○がある、そんなことは関係ない、と思ってしまう……)

 それが、目指した先にたどり着き、そこから成長していく「プロフェッショナル」ではなく、まだまだ色々足りず、発展途上である「アスリート」と感じた所以だと思います。



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 以上で、グリーンの印象の整理は終わりになります。このすぐあと、アランとグリーンの「最強」を比較した記事を載せる予定です。

 読んで頂き、ありがとうございました!


(参考)
ポケットモンスター THE ORIGIN

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