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この2人は、ある共通点があります。
それは、「最強」「強く」という言葉がよく登場するところです。
もっと言ってしまえば、「最強」を志している。
しかし、この2人の言っている「最強」の概念は、同じ言葉でもかなり違うのではないだろうか。概念以外にも、何か違いはないか。そう思い、この考察を行うに至りました。
もっと言ってしまえば、「最強」を志している。
しかし、この2人の言っている「最強」の概念は、同じ言葉でもかなり違うのではないだろうか。概念以外にも、何か違いはないか。そう思い、この考察を行うに至りました。
それでは、行きましょう。
2人の「最強」の違いその①
<最強の証明の仕方と、それにどれ程揺らぎがないか>
アランの場合は、最強の概念(大切なものを守れる力)はありますが、マノンに「どこまで」と聞かれ、答えられなくなり、声を荒げてしまいました。
このことを考えると、「最強になりたい」と考えてはいても、どうすれば最強になれるのかが、(メガシンカ使いを倒すことはあくまで二次的手段であるから、)はっきりとはしていない、と言えます。
このことを考えると、「最強になりたい」と考えてはいても、どうすれば最強になれるのかが、(メガシンカ使いを倒すことはあくまで二次的手段であるから、)はっきりとはしていない、と言えます。
一方、グリーンの場合。グリーンは、アニメの中で「自分にとっての最強とは何か」は語っていませんが、言動や行動――主にレッドとの会話から――を見るに、どうすればなれるかの認識の仕方は明白です。
最強のトレーナーに成れたかどうかの証明は挑み挑まれた相手に勝つことを繰り返すことであり、最強とは何かを聞かれれば、勝ち続けられる人になる。
アランは最強の証明の仕方に揺らぎが見えますが、グリーンにはそれがほとんど見えません。
2人の「最強」の違いその②
<最強になった時、どういうことができるか>
グリーンの場合は、最強になってどうこうできる、というのは特にないと思います。最強とはあくまで「天下」であり――彼の発言から――せいぜい、周りがちやほやするぐらいです。ただ、グリーンはちやほやされたくて最強を目指している訳ではないとは思います。
(ちやほやされることは嬉しいみたいですが……)
(ちやほやされることは嬉しいみたいですが……)
そしてアランはと言いますと、これははっきり「大切なものを守れるようになる」ということなんです。対メガシンカバトル10連勝を果たした後も、「俺の大切なもの、全てを守ることが出来る」という発言からも、それが伺えます。
2人の「最強」の違いその③
<与えられたものか、それとも自分の中に次第にできていったものか>
アランの場合は、アニメの中でも語られていたように、フラダリから「望みを成し遂げてくば、最強であれ」といわれ、最強を目指すようになっています。
対するグリーンは、何の影響も受けていない、ということは無いでしょうが、「最強になりたい」というのは、(迷いの無さから見ても、)自分の奥底から湧いてきたものになると思います。
2人の「最強」の違いその④
<「最強のトレーナー」の理想像の求め方の違い>
グリーンの方では、「最強のトレーナー」のイメージを膨らませたとき、そこにいるのは自分自身になると思います。(詳しくは、「グリーン―印象―」を参照してください。)
グリーンは「最強のトレーナー」のイメージが自分であるが故、どうすれば自分がなれるのかは考えますが、そこには「こうであらねば」という意識からの抑制が、行動や言動を見てもあまりありません。使うポケモンも、相手によって変えたりしています。
グリーンは「最強のトレーナー」のイメージが自分であるが故、どうすれば自分がなれるのかは考えますが、そこには「こうであらねば」という意識からの抑制が、行動や言動を見てもあまりありません。使うポケモンも、相手によって変えたりしています。
しかし、アランの方は、「最強のトレーナーになり、守れたもの」は想像できていますが、恐らく、「最強のトレーナー」のイメージを膨らませることは、(①~③で述べたことが影響しているために、)困難な状態だと考えられます。
そして、グリーンとは違い、「こうあらねば」という行動の抑制(マノンを突き放すなど……)も見られます。「リザードンではなくてはいけない」というこだわりは、少し異なるでしょうか。
そして、グリーンとは違い、「こうあらねば」という行動の抑制(マノンを突き放すなど……)も見られます。「リザードンではなくてはいけない」というこだわりは、少し異なるでしょうか。
2人とも、最強のトレーナーを目指していますが、グリーンの場合は「1つの物(ここでは理想の自分)をめざし、ただただ走っている状態」で、アランの場合は「そこに行きつく手がかり(この場合は努力)を拾い集め、ゴールにたどり着こうとしている状態」と言い換えられるでしょうか。
と、以上で考察は終了です。
ここまで考察してきましたが、やはりまだうまくつかめていない、と感じています。
次は、アランとグリーンと同じように、「最強」という言葉が登場する、フラダリとサカキ(THE
ORIGIN の方)の2人の「最強」の概念を比較してみたいと思っています。
(参考)
ポケットモンスター THE ORIGIN
最強メガシンカ:ACT1~4
ポケットモンスターXY&Z:13話、14話、23話、32話
ポケットモンスター THE ORIGIN
最強メガシンカ:ACT1~4
ポケットモンスターXY&Z:13話、14話、23話、32話
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