(ゲームでの著作権がアニメのものとは若干異なっているようなので、今回、画像は掲載しません。検索結果が「(ゲーム)の印象」となってしまうため、タイトルを若干変更しました)
本来、ゲーム版とアニメ版のキャラクターというのは、そこまで違いが見られないので、アニメでのキャラクターを考察してある状態でゲームでのキャラクターを考察する、ということは普通しないのですが……今回は例外です。
というのも……どうもゲーム版とアニメ版では、フラダリ関係の展開に結構な差があるように感じまして。(しかもそれが、本人の行動原理にも関わっている部分にも影響しているような……)
以前立てた仮説のこともありますし。(このページです)
なので、今回はゲーム版でのフラダリの印象を整理し、展開の違いが、性格が違うところがあるということを表しているのか、それともそうではないか、それを確かめる土台としたいと思います。
フラダリ(ゲーム)の印象は、次のようになりました。
①「義務」の意識が強く、理想に燃えている
②「愚か」と感じた人間・行動に対しての拒絶反応が強い
③理想に燃えている
④半分、未来に失望している
アニメ版とは違う結果になりました。(ただ、見ている側面の違いも絡んできているので、これだけでは2人には違う、とはいいきれません。)
では、1つずつ詳しく説明いたします。(セリフに関しても、ゲームのものをそのまま載せてしまうのは著作権からすると怪しいので、どういう内容のセリフかにとどめます。)
①「義務」の意識が強い
フラダリのセリフには、「~せねばならない」という文末がよく登場します。それらは「選ばれた存在」に対して使われています。
その「選ばれた存在」は、フラダリ(王族の血を引くものとして)やカルネ(女優として)、そして主人公などで……「義務」の意識は他人の物にも自分の物にも強い方だと感じました。
そして、その義務が達成できないという事態になった時、結構な葛藤が生じているといるのでは――「世界の変え方」を変更したことから――と思ました。
②「愚か」と感じた人間・行動に対しての拒絶反応が強い
フラダリの思う愚かな人間・行動の定義は、「争い奪う」、「力の誇示」、「欲深さ」といったところでしょうか。
(ただ「愚か」と感じているだけではなくて、定義がちゃんと設定されているのだと思います。)
「滅ぼそう」と考え、そして実行していることから考えると、拒絶反応は結構強いと感じます。
それと同じ位、「美しい」「良い」というものには追及する姿勢が見られました。
③理想に燃えている
プラターヌも語っていたことですが……。
苦しむ人を助けるために旅をしたこと、それから愚かな人を滅ぼして世界を一新しようとしたこと……この2つは、方法は違っていますが、どちらも、フラダリの中の「世界を良くしたい」という想いから来ている行動です。
この点は、①も踏まえてのことではないでしょうか。
④半分、未来に失望している
主人公に最初に会った時は未来に「輝かしい」という言葉がついていたのですが、それ以外には、未来に対して、あまり良い言葉が並んでいないという点から、そう感じたんだと思います。
そうなると、「どうして古代兵器を使って人やポケモンを滅ぼそうとしたのか?」ということになりますが……①~③を成り立たせ、かつ、④を成り立たせる理由は、2つ考えられるのでは?と思います。
1つは、「未来を変えたいという想いをどうしても捨てきれなかった」、というもの。そしてもう1つは、「変えられないと考えつつも、自身の義務を達成せねばという想いに駆られた」、というものです。
(個人としては後者ではないか、と思いますが、実際どうかはわかりません。)
(個人としては後者ではないか、と思いますが、実際どうかはわかりません。)
これで、フラダリ(ゲーム)の印象の整理は終わりです。
ここから、ゲーム版とアニメ版のフラダリはどうなのか、それを考えていきたいと思います。
<参考>
ポケットモンスターXY:©2013 Pokémon. ©1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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