ver:1.0
前回の投稿に続き、カロス伝について整理をしていきます。(この後編では、少し考察も行っていきます。)
<カロス伝:旅の中で>
そんなジャンは、ある森にたどりつきます。森が枯れてしまっている―――イベルタルの仕業たと最初ジャンは考えますが、老人から、この森の惨状はイベルタルがある小国の城主の命により連れ去られたためだと聞かされます。
引用:(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokémon
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小国の城主は、ゼルネアスの命をはぐくむ力が発揮されないとわかると、大木に姿を変えたゼルネアスを燃やそうとします。(今のゼルネアスは自分のものであるからどうしようと自由だと、城主は考えたのです。)
ジャンは止めに入りますが、ゼルネアスに火がつけられ、燃え盛ります。
(ジャンが止めたのは、「アイラを救うことができなくなる」と思った為もあったでしょうが、ジャンが放った言葉を考えると、純粋にゼルネアスの命を守るためであること、そして、この時代の一般の人達にとってどれだけゼルネアス達が神であると強く認識されていたかが伺えます。)
(そんな神のような存在であるポケモンの1匹・イベルタルを討とうとジャンが決意したのは、かなりのものだったのでしょう。)
しかし、そこに新たなポケモンがやってきます。カロスを監視し悪しき事態を正す使命を持つポケモン―――ジガルデです。
ジガルデの裁きにより、ゼルネアスは城主から解放され、ポケモンの姿へと戻ります。
「頼む、力を貸してくれ、助けてほしいんだ!」―――そう叫ぶジャンでしたが、ゼルネアスは去ってしまいました。
<カロス伝:その後>
ジャンはアイラの元へと戻ります。そこにあるのは、石化しあの時のままのアイラの姿。
(この時のアイラは、ジャンがイベルタルを倒しに向かっていた場合と同じように、1人の時間を過ごしていたんですよね。)
(そして、「イベルタルを討つ」と「ゼルネアスに願いをかなえてもらいに行く」ことの意味は大きく違っても、神に接触するという危険にジャンがさらされていると感じながらいたんですね。)
アイラを前にしたジャンの脳裏に、自然豊かな森の光景が浮かびます。その時、ジャンはイベルタルの破壊により大地は更に強き命をはぐくむのだと悟ります。
そして、アイラをあの洞窟の奥へと運び、アイラとともにこの大地を守っていこうと決意したのです。
(イベルタルにより破壊された大地は、元の大地に戻るのではなく、別のより豊かな大地に蘇る。アイラも、元のアイラに戻ることのない今でも、何か別の形としてこの世界に存在し生きている……そう感じたのでしょうか?)
<カロス伝:その後の2人>
ジャンは種をまき、記録を残しはじめます。
(ジャンは壁に記録を残しているんですよね。前編で載せた写真に写っていたのがそうでしょうか。XやYの石碑が乙女像の近くにあることを考えると、その記録が残された壁も、遺跡のどこかにあるのでしょうか。)
次第に村は豊かさを取り戻しましたが、大干ばつにより、その緑は失われてしまいます。
そこに現れたのが、ジャンがかつて探していた、ゼルネアスだったのです。
乙女像のそばにいたジャンの元へ、ゼルネアスはやってきます。そして大地へと力をあたえ、村は再び緑を取り戻したのでした。このときジャンは、地面から出た芽を見て、涙を浮かべていました。
けれど、アイラは石化したまま、元の人間には戻りません。それでもジャンは、かつてアイラの石化した姿を見たときの様にはなりませんでした。
引用:(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokémon
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時は流れ、ジャンは老人になりました。ジャンの最後がどうなったのかはカロス伝では語られていないのですが、アニメではその様子が映像化されていましたね。
ジャンはゴーゴートとともに、アイラの像のそばにい続けます。(少女に出会い、何をしているのかと尋ねられたジャンは、「ゼルネアスのおかげでまた春が来た」と話している、と答えます。)
「もっとお話し聞かせて!私の家へ来て!」―――ジャンに伝説の3体の話を聞いた女の子はそう言いますが、ジャンは、アイラと離れたくない、そばに居たいからと断ります。
そして、「楽しかったよお嬢さん、ありがとう」―――そう言って、目を閉じたのでした。
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<参考>
ポケットモンスター XY&Z:141話
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