考察する経緯は「お知らせ:7月8月の予定」を参照ください。どのような記事を挙げていくかは、記事の下部分に載せています。
”フレア団とフレア団以前の組織は、何か変わっているのか”
”変わっているならば、何が変わったのか”
その部分を考察していきます。
マークなどもそうですが、核に関わる部分として、以下の2つが挙げられるのではないかと思われます。
①組織形態の変化(目的の共有⇒経験の共有)
フラダリ達は、「苦しむ人々を助ける活動」をしていました。それは、最初の組織が「目的を共有している団体」であったことを指します。しかし、「愚かな人々という存在」についての“経験”を共有したことによって、フレア団は「経験を共有している組織」になりました。(視覚的にわかりやすくしたのが↓の図)
(左が「目的を共有した組織」、右が「経験を共有した組織」の図)
「目的を共有している組織」は、繋がりを“目的”が維持しています。この場合、問われるのは、どれくらいその行動が目的と合致しているか。
けれど、「経験を共有している組織」の場合、よほど組織の目的に反したことを持たない限り、その絆は切れず、仲間関係は維持されないと言えます。(ただ、アランのように“経験”を共有していないメンバーもいるので、「ほとんど経験を共有している組織」である、ということになりますね。)
②卑屈さ/自身の力では成しえないと思う
これは、このストーリー考察の第1回/第2回でも少し触れた部分です。炎(自分達)は、また水(愚かな人々)に阻まれるのではないか。
自分自身はどうやっても変えようがない。しかし、炎が水に弱いことは、覆しようのない理。炎が炎のままで水の抵抗を抑え込む方法。その方法として、「相手よりも強い力を持つこと」を選んだと考察しました。(考察と仮説:2:フレア団結成前:後編を参照)
第2回の記事で、早く立ち上がらなくてはならないこと、自分達が特別な存在でもできること、の2つをこの方法を選んだ理由として挙げました。しかし、それが効果的になったのは、①で述べた「ある程度別々の変化が可能になったこと」が背景にあると感じます。
そしてフレア団のメンバーは、各々が思い描く「何よりも強い力」を身につけようとしていきます。
コレア・モミジ・バラ・アケビにとって、それは「負けないという意志」や「自分はだれかよりも良い」とという事実を積み上げること。(「あんたたちの尻拭いなんて最低」などの発言から。)
クセロシキにとっては、自身の得意分野であっただろう「科学力」。
そしてフラダリは、人にはできない自分を変える力(=進化)を持つポケモン……そして、そのポケモンが起こす進化の中でも大きな力を秘めている「メガシンカ」を。
そのように考えられると思います。
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考察と仮説:1:フレア団結成前:前編
考察と仮説:2:フレア団結成前:後編
考察:3:フレア団という組織:結成前と結成後の変化(この記事)
考察と仮説:4:オペレーションZと巨石作戦
考察と仮説:5:フレア団にとってのアランとサトシ
<参考>
最強メガシンカ:ACT2
ポケットモンスターXY&Z:1話、36話、41話
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