その時、「もしかしたら、演説についてまだ考えられるのでは?」と思い、今回、記事にしました。
演説を5つに分類し、1つ1つ見て行きます。
演説の内容は、全部でこの5つ。
- 私たちはフレア団、世界を美しく作りかえる者たち。
- カロスの秩序を監視するジガルデが人とポケモンの営みに怒りを覚えている。
- 人々が争わず、奪い合わず、美しく生きていくには命の数を減らすほかない。
- 私たち(=フレア団)とジガルデは手を組み、命を減らすことにした。
- 世界をリセットし、美しい世界を作り上げる。
まずは「1.」から。(小見出しでは、一部文章を省略)
1:私たちはフレア団、世界を美しく作りかえる者たち
「仮説:フラダリが人を愚かと思った時期」で示した2つの可能性から、どういうことが言えるのか考えます。可能性①(フラダリが語った出来事によって「人=愚か」と感じた)の場合、画像に示した組織は、
純粋に「人助けの組織」で、美しく作り変えようと思ってはいなかった。
しかし、可能性②(元々フラダリは「人=愚か」と思っていた)を踏まえて考えると、それは変わります。
引用:(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokémon
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もともとフラダリが「足りないゆえに争うのだから、不足を補えば愚かではなくなる」(詳しくは上記した仮説の記事で……)と思っていたとすると、画像に示した組織も、実際の行動以外、フレア団とほぼ同じになります。
それはつまり、元々彼らは「人=愚か」という前提で行動していたのであって、上の画像での出来事から「人=愚か」と思ったのではないということ。
そして、名前やロゴマークを替えたのは、「人=愚か」と思ったからではなく、別の理由だということ。
……等々のことがいえるでしょうか。
2:ジガルデが人とポケモンの営みに怒りを覚えている
4:ジガルデと手を組み、命を減らすことにした
順番が変わってしまいましたが、この2つはまとめて。
「2.」においては、ジガルデが赤くなったのは、フレア団の開発した機械によって、コントロールしたためです。それを踏まえると、これは”ジガルデが”ではなく、”フレア団が”といえるでしょう。「4.」は、「3.」が根拠となっています。
ただ、気になることが1つ……どうして話の中心にジガルデが据えられたんでしょうか。
いや、話に出てくるのは分かるんですよ。プリズムタワーに立ってますし、何より、あの植物のことを説明できませんから。けれどそれは、例えば……
私たちはフレア団。今から世界を美しく作り変える。人々は愚かに過ぎない。その証拠に、ジガルデも植物を操り、町を破壊している。
……というように言うことも可能だったはずです。
3:人々が美しく生きていくためには命の数を減らすしかない
5:世界をリセットし、美しい世界を作り上げる
この2つもまとめて。「3.」はフレア団の行動原理であり、「5.」は彼らの目的にあたります。先ほどと同様、気になることがあります。
それは、フラダリにとっての「リセット」。自分ははじめ、人の数が少なることが「リセット」なのだと思っていたのですが……たぶん、それは違います。それでは可能性①も可能性②も、どちらも成立しません。
では人を減らすことがリセットになるかというと、そうではないと思います。「人=愚か」と考えているならば、いくら人を減らしても、もともと”愚かさ”を抱えているので、意味が無いはずです。(人に関するリセットならば、全滅や退化が相当します。)
それで、では「リセットとは何か」を考えていったとき……それは「人が築いた仕組み」ではないかと思いました。
愚かな人が多ければ多いほど、今までのように「人の仕組み」は行き詰ってしまう。
それならば、今の仕組みを壊しつくし、愚かな人の数を減らし、数少ない「人類の道しるべ」の声が全体に届くようにする。
そして、今まで抑圧されていたポケモン達が力を発揮する。それこそが、平和への第1歩となる……
このようになるでしょうか。
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今回、色々と整理すれば分かるのではないかと思っていたのですが……逆に疑問点が増えてしまったような……(笑)
もうすぐ2017年ですが、フラダリについては、今の「まだわかっていない」という感覚が薄れるまで、記事を作っていこうと思います。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。12月、日本ではインフルエンザ等流行していますので……(自分がいうのも何なのですが、)皆さんもお体に気を付けて。
<参考>
ポケットモンスター XY&Z:39話、40話
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