7月・8月は、今までのポケモン映画に登場したものの特集と共に、フレア団から見たストーリーの考察も行っていきます。(考察ではありますが、想像で補っている部分もあるため、殆どのストーリー考察は仮説を含みます。)
考察する経緯はこの記事で→「お知らせ:7月8月の予定」
どのような記事を挙げていくかは、記事の下部分を参照ください。
第1回・第2回での考察の中心は、ポケットモンスターXY&Zの41話ですが、今までの記事で考察したことや、他のストーリーからの考察もふまえて考えていきます。
まず最初に考察するのは、「フレア団結成以前」について。
(「フレア団結成以前」は、前編・後編に分かれます。後編は、前編の投稿から2日後にアップする予定です。)
”フレア団はどのように結成されたのか”
”何故「奪う」という行為に対し強く憎んでいるのか”
それについて、考えていきます。
「世界を良いものにしたい」
「世界を良い方向へと導きたい」
「世界を良い方向へと導きたい」
その意志の元、フラダリをトップとして「苦しむ人々を助ける活動」を始めました。(ここの設定は、ゲームとは若干異なるように感じました。ゲームでは、「“持たないがゆえに”苦しむ人々」でしたが、アニメは映像を見る限り、そういった制限はないようでした。※1)
この頃のフラダリ達の組織は、「フレア団」ではないようで、マークも炎ではなく、青い丸(地球がモチーフ?)のようなものでした。
最初に助けに向かったのは、XY&Z41話の回想で登場していた場所(下の画像を参照)。
引用:(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokémon
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フラダリ達は物資を提供することで、苦しんでいた人々を助けます。人々もフラダリ達の助けを喜び、その様子を見たフラダリ達も笑顔になりました。
1:大きな力(災害)によって苦しむ人がいた
⇒ 物資を提供して助けた
⇒ 物資を提供して助けた
これが、フラダリ達の「世界平和」への第1歩。
(冒頭の画像と水のシーンでの画像でのフラダリの服装が違うことから、)この最初の人助けは上手くいったのだと思います。
(この写真と↑で参照した写真とでは、集まった人々の服装も異なっています。ここからも、2つの写真に写るそれぞれの人々は別だと考えることが出来るのではないでしょうか?)
引用:(c)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (c)Pokémon
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そして、フラダリ達はそれ以降も多くの人を救っていき、やがて、その代表であるフラダリは「名士」と呼ばれるほどの人物になりました。(XY&Z36話でカロスリーグ運営者の1人が「カロスの名士に観戦していただけるなど……」といっていたことから。)
しかし、彼らが有名に成るほど、彼らの組織が大きく成るほど、彼らに対する要求も大きく成っていく。
やがて「ひとしずく」であったはずの“求め”は、(自分達が物資を与えたが故に、)大きく膨れ上がる。
自分達は、人々を助けるために手を差し伸べてきた。
人々は喜んだ……しかし、その喜びとは何だったのだ?
単純に助けを喜んでくれたのではなかったのか?
物資を受け取ったのは……ばれないようにした“奪う”という行為だったのか?
しかし、要求の声は衰えず、徐々に大きく成っていく……そして、それに比例してその疑念も次第に大きくなっていったのではないのでしょうか。
ならば、今からでも遅くはない、手を差し伸べるのをやめれば……
いや、そうすれば人々は限りあるものを分け合えず、結局奪い合ってしまう。
自分達の願いは……人々の”奪う””奪い合う”行為により阻まれる。
そう悟ってしまっても、世界を変えることは叶わない。
何かをしなくては。
どう足掻こうとも変えられない未来を何とかしようとした……しかしどうにもできず、やがて人々の要求は「大波」となり、自分達に襲い掛かってきた。
⇒後編へ
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考察と仮説:1:フレア団結成前:前編(この記事)
考察と仮説:2:フレア団結成前:後編
考察:3:フレア団という組織:結成前と結成後の変化
考察と仮説:4:オペレーションZと巨石作戦
考察と仮説:5:フレア団にとってのアランとサトシ
<参考>
※1:整理と考察:フラダリとフレア団の過去
ポケットモンスター XY&Z:36話、41話
ポケットモンスター XY:©2013 Pokémon. ©1995-2013 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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