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2017年3月6日月曜日

整理と仮説:セレナの炎を考える

ver:1.1
(<セレナにとっての炎>→<「セレナの炎」の表現>)


 さて、2月に予告した「それぞれの炎を考える」。その第1弾です。

 最初に”考える”のは、アニポケXY、アニポケXY&Zのヒロイン、パフォーマーの「セレナ」。

引用: (c)NintendoCreaturesGAME FREAKTV TokyoShoProJR Kikaku (c)Pokémon
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<「セレナの炎」の表現>

 実は、「セレナにとっての炎」というのは描写されて無いんです。しかし、それが「それぞれの炎を考える」で取り上げた理由の1つでもあります。
 
 描写が無い。けれども、セレナはポケモンとのパフォーマンスで炎を多用している。パフォーマンスの内容によっては、フィニッシュに持ってくることもある……関わりは強い。
 
 セレナにとっての炎は、炎そのもの(以上でも以下でもない)ということです。
 
 

<パフォーマンスで披露される「炎」>

 まず、セレナはパフォーマンスでどう炎を扱っているのか、整理していきましょう。(「赤い字+下線」は炎を使った箇所。ダンスのステップは除く。フィニッシュが「光の粉」の場合は「フィニッシュ」という表記のみ。)
 
 
※炎での光の粉……炎技を使って光の粉を散らす
 光の粉……炎以外のポケモンの技で光の粉を散らす
 (+技)……炎技以外の技をぶつける
  1. ポケットモンスターXY第60話:一回戦で敗退
  2. ポケットモンスターXY第80話:光の粉、火柱(数本)、ストーンエッジ、炎を操る「かえんほうしゃ+あくのはどう」でフィニッシュ
  3. ポケットモンスターXY第91話:炎を操る×4炎での光の粉(+技)「だいもんじ」でフィニッシュ
  4. ポケットモンスターXY&Z第8話:炎を操る火の輪くぐり火の点いた枝を投げる「だいもんじ」でフィニッシュ
  5. ポケットモンスターXY&Z第16話:炎を操る×3火で囲む「スピードスター+だいもんじ」でフィニッシュ
  6. ポケットモンスターXY&Z第19話:炎を操る×2「だいもんじ」でフィニッシュ
  7. ポケットモンスターXY&Z第20話:①光の粉、ストーンエッジ、ようせいの風、②炎での光の粉(+技×2)炎を操る火で囲む、ようせいの風、ストーンエッジ、ようせいの風、「あくのはどう+スピードスター+かえんほうしゃ」でフィニッシュ
  8. ポケットモンスターXY&Z第45話:炎での光の粉(+技)枝の炎を操る×3、光の粉(+技、ニンフィアがフィニッシュ
 ※7①はテールナーが参加していない


 上記のように並べると、幾つか分かることがあります。

 まず最初にわかるのは、炎技を使っているのはテールナーのみ……つまり、「炎」はテールナーの専売特許ということです。テールナーは炎以外の技も持っているのですが……それは使われていないですね……)

 2つ目に、炎技が多いということ。特に3、4、5は全て使っています。しかしこれは回を増すごとに減少しています。フィニッシュも、最初の方は殆ど炎技であったのに対して、最後の方は、別のポケモンが決めて居たり、3匹すべてのポケモンの技を使ったりしています。)

 次に言えるのは、炎技には加工が多いということです。ストーンエッジ、あくのはどう、ようせいの風などの技は殆どそのまま使われていますが、炎技は輪を作ったり周りで揺らしたりということをしていました。


<セレナの炎>

セレナの思う「炎」については明言されていないので、「セレナの炎」については仮説となります。

 「テールナーが炎以外の技を使っていない」ということを単純に解釈すれば「セレナにとっての炎=テールナーの象徴」と言えなくもないですが、ヤンチャム、ニンフィアが自分のタイプ以外の技を使っているのでそれは考えづらいです。

 では、「炎技を次第に使わなくなっていった」というところから、セレナにとっての「炎」とは、交換可能なものでしょうか。

 その答えは、恐らく「NO」です。セレナのパフォーマンスに「炎」が抜けていたならば、イーブイの輪くぐりや炎でアクセントを加えることはできなかった……セレナの思い描いたぱフォーマンスからは遠のいたはずです。

 では、上記3つの事実から何が見えるでしょう?

 (仮説となってしまいますが、)「セレナの炎」とは「セレナのパフォーマンスにおいて”応用の範囲が広いもの”」と言えないでしょうか。

 テールナーの繰り出す炎は、他の技よりも)様々な形に変わります。枝をクルクルと回せば輪を描き、「大」の文字を書くことも可能で、左右にゆらゆらと揺らすだけでも、その瞬間だけの形を示して見ている人を魅せる……。

 その特徴はパフォーマンス内でも発揮され、表現の幅を広げていった。やがて、セレナ達がパフォーマンスを続ける中で)成長し、「炎」以外の技ステップも)が持っている力にも気づき、そして扱えるようになっていった(ゆえに、「炎」の頻度が下がった。)

 このように考えられるのではないでしょうか。



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 ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
 「それぞれの炎を考える」第2弾もよろしくお願いいたします!


<参考>
ポケットモンスター XY:60話、80話、91話
ポケットモンスター XY&Z:16話、19話、20話、45話

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