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ポケットモンスター THE ORIGIN の主人公、レッドの印象を整理します。
「ポケットモンスター THE ORIGIN」を見ている時、レッドに対してまず思ったのが「サトシ(ライバルのグリーンとも)とはまた違う」でした。
しかし、「自分はレッドについてどう感じたのだろう?」と考えていくと、他の印象も見えてきました。
※「印象の整理」の目的は、こちらのページ(記事の分類について)で。
引用:©2013 Pokémon. ©1995-2013
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自分の持っている「レッドの印象」は、次のようになりました。
①ポケモンが好き
②自分の道にまっすぐ
③(成長形態が)森
③は悩んだ結果、かなり抽象的になってしまいました。
それでは、詳しく見て行きます。
①ポケモンが好き
ポケモンを道具のように扱うサカキに怒りを覚える。(セリフ「ポケモンの敵との真剣勝負だ!」等から。)ポケモンが傷つけられているのに何とかしようとしないグリーンに「トレーナーの資格はない!」と怒る。①の印象はそういうレッドの行動からでしょうか。
ただやはり、サトシの「ポケモンが好き」とは、(上手く言葉にできないのですが、)若干方向性が異なるように思えます。
②自分の道にまっすぐ
レッドの道はまっすぐではないけれど、自分の道をまっすぐに行く……ロケットや蝶の飛び方のような感じでしょうか。人のポケモンをモンスターボールでゲットしようとした、旅の最初でした「ライバルとのバトル」でひどい負け方をする、ポケモンが傷ついていたのにバトルを繰り返そうとした、サカキに負ける……などなど、レッドの旅は順調とは言い難いです。
けれど、それらの非成功体験はレッドの道のりには必ず現れていたのでは?と感じました。(たとえば、旅の序盤でレッドが人のポケモンをモンスターボールでゲットしようとしなかった場合。旅がかなり進んだ時にも同じようなことが起きた可能性が高いのでは?)
それから、自身の考えをスッと伝えるところ(タケシの質問に「わかりません」と答える、など)もそうでしょうか。
レッドに投げかけられた問いーー「問い」の形でないものもありましたがーーは、人によっては長時間悩んでしまったり、開き直ってしまったり、「相手はどんな答えを期待しているんだろう?」と考えてしまうように思います。
けれど、レッドはそういうところを通過せずに答えていると感じました。
③(成長形態が)森
これはかなり抽象的な印象なので、具体的な説明を試みます。(この印象、レッドそのものの印象というよりは、レッドの成長形態の印象なのですが。レッドそのものの印象と「森」とはズレを感じます。)「ポケットモンスター THE ORIGIN」には、レッドの成長も描かれていました。
父親からもらった名前を大事にしている。オーキド博士から「全てのポケモンを記録したい!」という夢を託され、それを目標に旅にでる。ジムリーダーとのバトルを通し、トレーナーとして必要な様々なことを学んだ。
レッドは他者から様々なことを学び、それが糧になっている。しかし、だからといって「レッド=他者の集合」という訳ではない。
具体的な言葉では上手く説明できず、じゃあ抽象的な言葉であれば何かあるかと思い考えるうち、「森」という例えが近いと感じました。
(木が無いとそこにあるのは土地だけという状態になる。木が生えるかどうかはそこに種がやってくるかどうかが多いが、種を求めるときもある。木で構成されているが、木の集合体とは言えないものがある。)
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以上で「整理:レッドの印象」は終わりです。
(他の印象を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントで教えていただきたいです。)
<参考>
ポケットモンスター THE ORIGIN
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